図書館職員のおすすめ

【1月のおすすめ本】

マネしたい!みんなのお掃除のコツ・ワザ・知恵「マネしたい!みんなのお掃除のコツ・ワザ・知恵」 

洋泉社編集部/編
洋泉社

 

メディアや書籍で人気のあの人のお掃除のコツや便利なお掃除グッズ、実用性とデザイン性を兼ね備えた用品が満載です。例えばオーブントースター内やお弁当箱の防腐、歯ブラシの細菌の増殖…口に入れるものなどは特に安全性を重要視して清潔に保ちたいですよね!そこで最適な、酒造会社が開発したスプレーなど!気になる・思わずマネしたくなるグッズやコツをご紹介してくれる1冊です。新年を迎え、お掃除グッズも少しだけ見直してみたい方必見です。ちょっとだけ嬉しくなるコツにチャレンジしてみませんか?


魔法がとけたあとも「魔法がとけたあとも」 

奥田 亜希子/著
双葉社

 

本編は5つの短編集です。日常にありがちな病気の不安、容姿の悩み、家族との関係、仕事の悩みなど共感できる作品です。

1作目の「理想のいれもの」は、里帰りした際、弟の部屋からこっそりシチュエーション。CDを拝借し非現実的恋愛を楽しんだり、妊婦ならではの心や身体の変化が描かれています。改めて身近で大切な人の存在に気づく志摩のお話です。

2作目の「花入りのアンバー」は、独り身の美鶴が人生に行き詰まり、自分が作った果実酒を持って温泉旅館へ。そこで登場するのが元女将「スイサン」。いくつになっても新しいことにチャレンジするチャーミングな女性との出会い。意外な展開でやや衝撃的なラストです。

3作目の「君の線、僕の点」は、容姿についてのコンプレックスを抱える晴希。幼なじみの七夏は整形手術を施している。この二人の物語。

4作目は、「彼方のアイドル」、思春期の息子の変化に悩む元アイドルオタクの敦子。

5作目は、「キャッチボール・アット・リバーサイド」、妻からのDVにより離婚して帰郷した同級生との友情や家族との諍いなど、どの作品も最後には希望がもて温かい気持ちになります。ちょっと疲れた方にもオススメの一冊です。


生き抜くチカラ生き抜くチカラ

為末 大/著
日本図書センター

 

オリンピック3回出場の彼が、人生の先輩として親として、子ども達に伝えたい「50のことば」を紹介しています。

オリンピック選手というと、才能に溢れて、強い人と思いがちですが、実際の彼は、逃げたい気持ちや自分を嫌いになる時もあったと言います。

そんな毎日を自由に、しなやかに生きるコツを教えてくれています。

「走りながら考える。正解を求めすぎない。」
「人からの評価に、自分を乗っ取られてはダメ。」
「長所・短所は単なる、かたより」

むずかしく考えなくてもいいよ。「だいじょうぶ、なんとかなる。」と思える「生き抜くチカラ」をもらえる1冊、親子で読むこともお勧めです。


グリドングリドン「グリドン グリドン」 

宮西 達也/作・絵
ひかりのくに

 

ある国にすご~くぐうたらな王様がいました。パンツをはくのも、かんむりを被るのも、望遠鏡を持つのもめんどくさい!

そんな王様はある日、魔法のドングリを持つ猫を捕まえました。
王様が、どんぐりをひとつ持って“グリドン グリドン”と唱えると、なんでも願いが叶っちゃう!王様はこのドングリさへあれば何でも願いが叶うので、猫をボヨーーーンと蹴とばし、家来もお城から追い出しました。

「グリドン グリドンせっけんよ、体を洗え~!」
「グリドン グリドン あま~いいちごのケーキをだせ~!」
王様は好き放題にドングリを使います。

さてさて?ぐうたらな王様はこれからどうなっちゃうでしょう?


【12月のおすすめ本】

ばけもの好む中将「ばけもの好む中将 平安不思議めぐり

瀬川 貴次/著
集英社

 

平安時代を描いた物語といえば、華やかな京の都を騒がせる鬼や悪霊などが付きもの。ですが、鬼の仕業とされた数々の怪異が、実はすべて、人の手で仕組まれたものだったとしたら――?

平凡な中流貴族の青年・宗孝は、ある出来事がきっかけで、名門貴族の宣能と知り合います。一見すると完璧な貴公子でありながら、「ばけもの好む中将」の異名をとる宣能は、怪異が起きた現場を訪ね歩くのが大好きという変わり者。内心おののきながらも、彼の怪異探しにお供するはめになった宗孝を待っていたのは、思いもよらない真相でした…。

教科書でおなじみの古典文学のネタやコミカルな会話が満載で、平安ものになじみのない読者でも気軽に楽しめる作品です。


今からできる防災「“今”からできる!日常防災」 

永田 宏和/監修
池田書店

 

“今日から3日間、電気、水道、スマホが使えなくなったらどうしますか?”

「観測史上初」「50年に一度の」…など、災害があるたびに耳にします。
自然災害は人間の力では防ぐことはできません。災害にあうのは、家にいるときかもしれませんし、職場や旅先かもしれません。あなた一人の時かもしれませんし、守るべき人が身近にいる時かもしれません。

この本には、これから起こるかもしれない大きな災害に対して、できる準備、考え方など知っておくとためになる情報が載っており、モノの備えだけでなく心の備えにも役立つ一冊です。


ひらめきで解決せよ「ひらめきで解決せよ!ナゾトキ探偵事件簿」 

永野 隆宏/著
高橋書店

 

ナゾトキ町に引っ越してきた名探偵をめざす少年・あきらくんに、1通のあやしい挑戦状が届きました。そこには『名探偵の資格がほしければ、この家の7つのナゾを解け!』と書かれていました。見事7つの謎を解いたあきらくんはナゾトキ町に繰り出し、たくさんの『ナゾ』に出会います。

『ナゾ』にはそれぞれ3つのヒントが用意されています。主人公になりきって謎を解きながら物語を読み進めていくと…。

ひらめく力を育み、楽しく学べるおすすめの一冊です。


ほしをさがしに「ほしをさがしに」 

しもかわら ゆみ/著
講談社

 

冬の夜、ねずみは流れ星を見つけました。
ねずみには、ある願い事がありました。それをかなえてもらいたくて、次の朝、ねずみは雪の上の「流れ星のあしあと」を追いかけていきます。途中で出会うりすやうさぎやきつね、森の仲間たちも興味津々。一緒に追いかけていくと…。さて、ねずみの願いはかなうのでしょうか?

表紙の動物たちのつぶらな瞳に見つめられると、もう手に取らずにはいられなくなり、そしてページをめくるたびに出会う、生き生きとした彼らの表情に目が釘付けになってしまうのです。

寒い冬の日に、心がほんわかあたたかくなるような優しいお話です。


【11月のおすすめ本】

043597240000「百花」

川村 元気/著
文藝春秋

 

母子家庭で育った泉が大晦日に帰省すると、家で待っていてくれているはずの母・百合子が居ない。いつもはきちんと片付けられている家が、埃っぽく、かび臭い・・・。帰ってこない百合子を心配して探しに行くと、公園のブランコに乗って遠くの空を見ている百合子を見つける。その日から少しずつ壊れていく母と息子の葛藤が始まる。

思い出の中を行きつ戻りつしている母。やがて息子のことさえ忘れていく母。
泉はできるだけ寄り添い介護をしていくが、最後にもう一度見たいといった「半分の花火」の真意もわからないまま、願いを叶えてあげられず、「ありがとう」も伝えられず、母はあっけなく逝ってしまう。

老い、認知症、介護、看取り・・・。誰もが当事者となりうる、避けては通れないこと。
これらを母・百合子の思い出と、息子・泉の想いとでオムニバスで綴られた親子の物語。


043775500000「ランチ酒 おかわり日和」 

原田ひ香/著
祥伝社

 

前作に引き続き読みながら“食欲”が刺激されるシリーズ第2弾です。
見守り屋という特殊な仕事をしている犬森祥子。そんな彼女自身の中で唯一の贅沢が、夜勤明けのランチでお酒を飲むこと。
離れて暮らす娘のことや、いろんな問題を抱える依頼人に悩みながらも、おいしいランチ酒を楽しむことを欠かさない祥子の姿に、思わずお腹が鳴ってしまうこと間違いなし!

食べることは生きること。そんな彼女の強さや葛藤、そして様々な出会いや人間関係に早くも続きが気になります。
「食欲の秋」にぴったりの1冊です。


043822920000「『お手伝いしましょうか?』うれしかった、そのひとこと」 

高橋 うらら/文
深蔵/絵
講談社

 

困っているとき手伝ってもらえると、とても嬉しいですよね?
この本は、手助けを求める体の不自由な人、赤ちゃんを連れた人、外国人観光客などからのメッセージが載っています。また、私たちの気づかないお手伝いの仕方やまめ知識などが、イラストや写真でわかりやすく紹介されています。小学生向けですが、大人の方にも読んでいただける内容になっています。

来年は日本でのオリンピック・パラリンピックの開催で、訪れる外国人の方も増えますね。困っている人がいたら、勇気を出して、まず、声を掛けてみませんか?
「お手伝いしましょうか?」


043775060000「るすばんかいぎ」 

浜田桂子/さく・絵
理論社

 

おうちにだれもいない時、ゆうきくんのおうちでは、るすばんかいぎがひらかれます。
冷蔵庫に椅子に時計にゴミ箱、たくさんの家具たちが集まって最近のゆうきくんの様子を報告します。
ゆうきくんはとても元気ですが、冷蔵庫は開けっ放しだし、ゴミ箱には靴下が飛んできて家具たちは困り顔。そんなときベビーベッドさんが出てきて…⁉

子供の成長を見守るすてきな家具たちのお話です。