図書館職員のおすすめ

【9月のおすすめ本】
 
「八丁堀強妻物語」 

岡本 さとる/著
小学館

 

“ぼっとり者”(初々しく愛らしい) “ぜひうちの嫁に”・・・
人気の高い娘には、絶対人には言えないまさかの秘密があった。
日本橋にある将軍家御用達 善喜堂の娘“千秋”。善喜堂の娘として恥じぬよう日々努力をしていたある日、常磐津の師匠の家に向かう途中、ごろつき二人に絡まれてしまう。
その時 助けてくれた相手が芦川柳之助 若手八丁堀同心だった。
「何と凛々しくて、おやさしいお方でしょう。」千秋は柳之助に一目惚れしてしまう。
こうして心の底から恋い慕う相手にようやく出会えた千秋だったが――。
これまで時代小説を読んだことがない方も、涙あり、笑いありの時代小説に挑戦してみませんか。


「×××HOLiC-映画ノベライズ-」 

CLAMP/原作
時海 結以/文
吉田 恵里香/脚本
講談社KK文庫

人気漫画家・CLAMPの伝説的大ヒットコミックが、実写映画化。
人の心の闇に寄り憑く“アヤカシ”が視える孤独な高校生・四月一日(わたぬき)。その能力を捨て普通の生活を送りたいと願っていたある日、一羽の蝶に導かれ、不思議な【ミセ】にたどり着く。彼の願いを叶える対価として、“いちばん大切なもの”を差し出すよう囁く女主人・侑子。
同級生の百目鬼(どうめき)やひまわりと日々を過ごし”大切なもの“を探す四月一日に、”アヤカシ“を操る女郎蜘蛛らの魔の手が伸びる。世界を闇に堕とそうとする彼らとの戦いに、侑子や仲間たちと共に挑んだ四月一日の運命はーー?!
妖しく美しい女主人・侑子は、【ミセ】を訪れた者たちに囁く…。
「この世に偶然はない。あるのは必然のみ。対価を払えばどんな願いもかなえてあげる――。」


「トッケビ 上・下」 

キム・ウンスク/シナリオ
キム・スヨン/小説・ストーリィカルチャー
成都 恵未/訳
学研プラス

韓国で社会現象にまでなった人気ドラマをノベライズ。
「トッケビ」 それは、韓国に伝わる、不滅の命をもつ悲しき精霊。それは、死と愛を求めてさまよう、さびしい魂。それは、愛を授けてくれる、光り輝く奇跡。そんな永遠に等しい時を生きる「トッケビ」の呪いをかけられてしまった青年・シン。彼は、「トッケビの花嫁」と呼ばれる者を900年以上探し続けていた。その者、不滅の命を生き続ける孤独なトッケビの命を終わらせることができるという…。そんな中、現れたのは不遇な境遇の中でもたくましく生きる女子高生・ウンタクだった。孤独な二人が出会い、運命に振り回されながらも、互いのために生きたいと願った。
切なくて悲しくて温かい。不滅の命を持つトッケビと、その花嫁に選ばれた少女の運命を描く、傑作ファンタジー・ラブロマンス。


「スリー」 

スティーヴン・マイケル・キング/文・絵
神野 三鈴/訳
イマジネィション・プラス

いち、に、さん・ワン、ツー、スリー。
イヌの「スリー」は、3本あしというハンディキャップを持っていますが、毎日スキップして元気に街で暮らしています。
ある日 クンクン クンクンと鼻だけをたよりに、あっちにいったり こっちへいったり。そこで新しい友だちと出会います。
6本あしや8本あしの昆虫たち、頭につのがある4本あし、それに翼があって卵を産む2本あし、いろんな友だちと出会いますが、スリーは自分が“3ぼんあしでよかったなあ” と感謝します。
そして、最後に出会った女の子、ファーンから「ずっと ここで くらさない?」と誘われて・・・
自分を信じる力が湧いてきて、ワン、ツー、スリーとスキップしたくなるスリーのお話を、ぜひ親子で楽しんでみては!?


【8月のおすすめ本】

明日は結婚式 表紙
「明日は結婚式」

小路 幸也/著
祥伝社

明日夫婦となるパン屋の息子でデザイナーの真平とパン好きOLの春香。
二人とその家族がそれぞれの目線で綴る結婚式前日の物語。
四歳で実母を亡くし、継母に育てられた真平に、妹たちが寄せる信頼。春香への愛情から父が長い間断っていた習慣。
真平の祖父と春香の祖母との意外な関係とは?
穏やかに過ぎる一日の中に二人を祝福する家族の想いが溢れて・・・
焼きたてのパンの香りが漂い、私たちを幸せな気分に包んでくれる一冊。


「あきらめる」から前に進める。 表紙『「あきらめる」から前に進める。』

川崎 宗則/著
KADOKAWA

本書は、プロ野球選手として活躍する筆者が、突然心の病気になり、病気とどう向き合っているのか野球への想いと共に等身大の姿で語った1冊です。
日本プロ野球、メジャーリーグ、台湾リーグ、日本の独立リーグと、様々なステージでプレーしてきた経験の中で“自分なりのスタイルを構築し、試行錯誤することが楽しい”と筆者は話します。しかしこの心を持つために「あきらめる」ことをポジティブに捉えられるようになった学びについても深く語られています。筆者の生き方から、読者も自分の幸せについて見つめ直すきっかけとなれる作品です。


ちいさなたいこ 表紙「ちいさなたいこ」
松岡享子/作
秋野不矩/絵
福音館書店

かぼちゃは食べるだけ?いいえ、中には人が住んでいて、楽しそうにお祭りをしているかもしれません。
心優しい百姓の夫婦は、年をとってあまり働くことが出来なかったので、近くの畑に野菜を育てて暮らしていました。その中でも、ひときわ目立ってつやのいいかぼちゃが出来て夫婦はとても喜びました。一日の仕事を終え、寝ようとしたころ、「ぴいひゃら どんどん」とかぼちゃの中から楽しそうな祭囃子が聞こえてきて…?
小さなお祭りに魅了される夫婦がこの後どんな行動をとるのか、ぜひ読んで確認してください。読み終えると自分も小さな別世界に行きたくなるお話です。


未来のハッピースクール計画! 表紙おはなしSDGs質の高い教育をみんなに
「未来のハッピースクール計画!」

井上 林子・作
木村 いこ・絵
講談社
物語を通してSDGsの事を解りやすく伝えています。
勉強が嫌いな6年生のみくるは、学級崩壊したクラスが嫌で学校に来なくなったミキに誘われ「SDGs未来コンクール」に向けて夢の学校をデザインすることになります。ミキは自分の理想の学校を作りたい、理想の学校に行きたいという夢があるので、その夢に向かって新しく友だちとなったみくると共に理想を叶えるべく新たな一歩を踏み出していきます。子ども達の興味のある事からSDGsを学習していく様子がとても自然で、知らなかった事に興味を持っていく様子も描かれています。是非読んでみてください。


【7月のおすすめ本】

運転者「運転者」

喜多川 泰/著
ディスカヴァー・トゥエンティワン

この小説が出版されたのは2019年3月ですが、私が出会ったのは今年の5月。
図書館の利用者様からのオススメでした。「主人が借りていたのを読んだらさくさく読めて面白かったのよ!」最高の笑顔で紹介してくださいました。
早速読ませていただき、ほかの利用者様にもお薦めしていたら「友人にも教えた!」「この本購入しました、愛読書にします!」などの嬉しい反応があり、図書館に嬉しい風を呼んでくれた本となりました。
色々とうまく行かない日々もありますが「未来をかえる過去からの使者」と共に、主人公を応援してください。そしてこの物語が皆さんの背中を押してくれたらと願います。


ゼリー・プリン・ババロア・ムース「ゼリー・プリン・ババロア・ムース」 

福岡 直子/著
朝日新聞出版

暑い夏、おうちで冷たいデザートを作りませんか?本書ではゼラチンと寒天を使ったデザートのレシピを紹介しています。ゼラチン・寒天の違いと使い分けの基本から丁寧に説明してあり初心者の方にもわかりやすいです。イタリアン風味のスープゼリーからあんみつまで、50種類以上のレシピで普段からお菓子を作っている方にも楽しんでいただける一冊です。おすすめは「すいかの杏仁プリン」のレシピ。彩りもよく、夏を感じるデザートです。


へんしん!かおはめえほん「へんしん!かおはめえほん むかしばなし」

ささがわ いさむ/作
学研プラス

温泉や観光地などでよく見かけるのが、顔はめパネル。そんな顔はめを自宅でも?!
ももたろう・しらゆきひめ・3びきのこぶた…昔話の一場面の登場人物になって、楽しいしかけでいっぱいあそべる顔はめ絵本。ぜひ親子で、またはお友だちと、またはおじいちゃん、おばあちゃんと、はたまた園の先生と、顔をはめあって思いっきり笑いあってみるのはいかがですか?


3分間サバイバル 生還せよ! 自然災害の脅威「3分間サバイバル 生還せよ! 自然災害の脅威」

粟生 こずえ/作
あかね書房

この本は、わずか3分で読める新感覚サバイバル×ミステリーで、様々な自然災害の中でのサバイバルが50話収録されています。
何時、訪れるか分からない自然災害の脅威から、大切な生命を守るための知恵と考え方を教えてくれる内容となっています。
1991年 雲仙普賢岳の噴火災害、2011年 東日本大震災など、多くの尊い命が失われました。災害が発生したときに何を考え、どう行動するか…。
あなたも、この本を読んで一緒に考えてみてください。自然災害と対峙するために!