図書館職員のおすすめ

【4月のおすすめ本】

いのち愛しむ、人生キッチン

「いのち愛しむ、人生キッチン~92歳の現役料理家・タミ先生のみつけた幸福術 」

桧山 タミ/著
文藝春秋

 

現在も九州・博多で料理教室を開いている料理家タミ先生の初のエッセイ。
まず表紙の女性の可愛らしいこと。とても90歳を過ぎているとは思えない元気な姿に、見ている方も笑顔にさせられます。

「くよくよせず、おおらかに生きる」をモットーに生活するタミ先生。
ページを開くと、自然や気候、食材、体調に合わせた食生活を大切にしてきた豊富な経験や、心が軽くなる言葉の数々が書かれています。次の世代に残したい知恵や教訓、日々の生活を通して丁寧に伝えていく大切さにも気づくことができるでしょう。
後半には、タミ塾の塾生たちが家庭で繰り返し作っている定番レシピも紹介されています。


zukaimotibe-syonn「 図解モチベーション大百科 」

池田 貴将/編著
サンクチュアリ出版

 

春に何かを始めたいというあなたにおすすめの一冊です。
モチベーション= 動機、つまりなにかをするための「やる気」のこと。
この本では目標を立てても挫折してしまう、商品に興味を持ってもらいたい、勉強などやりたいと思わせたい…! という人に「やる気」を起こすヒントを与えてくれます。
様々な心理学・行動経済学の実験から導き出しされたモチベーションを上げる(または下げる)行動と結果が【動機付け】【意思決定】【人材育成】など章ごとに分類され1ページに1つ紹介されています。例えば【動機づけ】では、「よし、やるぞ!」と思ってはじめるより、「できるかな?」と問いかけた方がやる気をおこしやすい(自問式セルフトーク)、【自己管理】では、読書は何冊かの本を並行して交互に読んだ方が記憶に残りやすい(交互練習)などなど。
読んでいると、実は自分も動かされていたのでは?と改めて気づかされる結果もあり、つい日々の生活を振り返ってしまいます。また、目標は未来を変えるためでなく現在を変えるために立てるもの、目標に重圧を感じることに意味はないという著者の言葉に励まされます。
なかには「あれ、さっき書いてあったことと違う…?」という実験結果もありますが、人の性格は千差万別。自分にどちらが合っているのか想像しながら読んでみてください。きっとあなたが最高にやる気を出すために一役かってくれるでしょう。


ひみつのきもちぎんこう かぞくつうちょう「ひみつのきもちぎんこう かぞくつうちょうできました」

ふじもと みさと/作
田中六大・絵
金の星社

 

最近、きょうだいげんかばかりしているひかる。そればかりか、公園で小さい子にいじわるもしてしまいます。そんな様子を見て、悲しんでいるお父さんとお母さん。

ある日、ひかるのもとへ手紙が届きます。そこには、人のきもちをあずかる「きもちぎんこう」への地図がかいてありました。行ってみると、ひかるを担当しているばんとうさんが、ひかるの「かぞくつうちょう」を見せてくれました。
「かぞくつうちょう」は、なみだ色の青コインでいっぱいになりそうです。青コインがいっぱいになると、たいへんなことが起こるといわれ、それを止めるためには、ピンク色のコインをふやすしかありません。ひかるは、どうやってピンク色のコインをふやすのでしょうか?

いつも一番近くにいる家族との関わりを考えなおすきっかけとなる一冊です。


syougakkoudehamanabenai「小学校では学べない 一生役立つ読書術」

齋藤 孝/著
株式会社KADOKAWA

 

一度身につけると一生使える最強な「読書術」を、教えてくれる一冊。

国語力のゴールデン・エイジは小学4年生くらいから中学2年生くらいまでの時期という齋藤先生。今はまだ本がきらいな子にも、本が好きになる魔法をかけてくれます。最初はちょっとたいへんかもしれないけれど、読んで試した人は、きっと自分の成長が実感できるはず。

本の最後には、特別付録として「齋藤先生おすすめ70冊リスト」もついています。素敵な本や素晴らしい本にたくさん出会ってください。


【3月のおすすめ本】

akane「アカネヒメ物語」
 村山 早紀/著
 徳間書店

 
 

もうすぐ小学4年生になる”はるひ”は、引っ越してきたばかりの町・風早の西公園で不思議な女の子と出会い、
友だちになります。公園の古い桜の木に500年住み着いている見習いの神様で、名前はアカネヒメだと言います。
その神様は魔法の力を使えても、まだ幼いので誰の目にも見えず声も聞こえず、ひとりぼっちでした・・・。
はるひとアカネヒメふたりでいろいろな問題に立ち向かいます。
2001年から2005年にかけて刊行されたシリーズが1冊になりました。
作者は長崎県出身の村山早紀さんです。


onnanoko
「女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと」

 西原 理恵子/著
 KADOKAWA

 

漫画家で、現在は高須クリニックの院長のパートナーとして知られる著者。
この本には、壮絶な人生を逞しく、自分の力で歩いてきた著者の力強い名言が詰まっています。
女性の生き方が多様化している現在、私たちは、人生の選択肢をいくらでも広げることができます。
誰かに幸せにしてもらうのではなく、自分で自分を幸せにする。大事なのは自分の幸せを人任せにしないこと。
そんな厳しくも優しい言葉に満ちています。
若い女の子や、その母親だけでなく、全ての世代の女性におすすめしたい1冊です。
「どんな時でも、次の一手は、自分で考えて、自分が選ぶ。王子様を待たないで。幸せは自分で取りにいってください。」
この春新しいスタートを切る娘さんへのプレゼントにもおすすめです。


emis
「Emi’s キリハリエ」

 北村 詠美子/著
 日本文芸社

 

一般的な切り絵は、紙を切って完成する簡単なものです。
しかし、Emiさんの「キリハリエ」はひと味違います!切って、貼って、色を重ねて・・・。
洗練された女性像や植物をかたどった可憐な作品が魅力的です。モチーフのほかにも背景となる色紙をさまざまに切り、
色を重ねるところも特徴のひとつ。配色の美しさや、モチーフと背景色の重なりによって奥深い作品が出来あがります。
見本通りに作るのではなく、自分なりの配色で作るのもおすすめですよ。また違った雰囲気を楽しむことができます。
壁を飾るインテリアアートとしても、ブックカバーやしおりなどの雑貨としても幅広く楽しめます。
切り絵と貼り絵で作る「キリハリエ」の世界を楽しみましょう!!


kaze
「かぜびゅーん」しかけえほん(PETIT POOKA)

 tupera tupera/さく
 学研プラス

 

たんぽぽやソフトクリーム、風がビューンとふいたら どうなる・・・?
どうなるかは風がふいてからのお楽しみ!
あてっこ遊びも楽しい子どもたちが、だ~いすきなしかけ絵本です。
1月にツペラツペラの亀山達矢さんが、南島原市の小学校で学校ライブをしてくださいました。
その時に、まだ絵本になる前の「かぜビューン」を読んでくださったので出版されるのをとても楽しみにしていました。


【2月のおすすめ本】

こぽこぽ、公費「こぽこぽ、珈琲」

阿川 佐和子/[ほか]著
東京:河出書房新社
「おいしい文藝」シリーズの第11弾。今作のテーマは「コーヒー」で、作家31人の、コーヒーにまつわるエッセイを集めてあります。
コーヒーとの出会い・好みの淹れ方・好みの味・どんな時に飲むか…など、作者とコーヒーとの関わりについて知ることができます。
片岡義男さんのエッセイに、こんな一文があります。「コーヒーという液体よりも、コーヒーの香りのほうが、精神への作用力は高いという。」たしかに、部屋中を一杯に満たせるほどの香り高いコーヒーは、その香りだけで心をほぐしてくれます。
コーヒーを飲んで一日が始まるというコーヒー党の方はもちろん、お茶派の方にもおすすめです。この本の中で、湊かなえさんにはある日“コーヒー革命”が起きましたが、同じように、この本を読めばあなたとコーヒーとの新しい関係が始まるかも知れません。


ニッポンのおみくじ「ニッポンのおみくじ」

鈴木 麻矢/著
グラフィック社

 

年の初めの運試し。初詣で1年の運勢を占うのが一般的ですが、いつでもどんな時でも占える“おみくじ”がある、日本全国の神社仏閣、自治体や商業施設などなど、232種の名称・写真・場所を紹介してあります。
それから、玩具の付録があるもの、食品に入っているものなど、それぞれ地域性が詰まっていて魅力的です!
4か所に『おみくじの豆知識』が掲載されていて、その雑学だけでも満足のコーナーもあります。
この本を読んでいると、すぐにでも行って引いてみたくなる!そんな1冊です。


おならくらげ「おならくらげ」

ささき あり/作、ザ・キャビンカンパニー/絵
東京:フレーベル館
主人公のヒロキは小学校二年生。
ある日の授業で、「いきものずかん」を作る事になった。
教室から図書室へ移動するとき、ヒロキは整列係です。
皆を素早く並べたいのですが、あがってしまって、うまくできません。

すると決まって、クラスの元気な男の子「カンタ」が大きな声で、怒鳴ったりしてくるのです。
カンタに怒鳴られると余計うまくできないヒロキ。

ヒロキは夜お風呂の中で今日の事を思い出していました。
「こんなぼくだいきらいだ」ヒロキの目から涙が流れました。
すると、そんな時「ぷぷう」とおならが出てしまいました。
おならの泡はいつまでも消えないので、つついてみると、泡は話し始めます。
「おならくらげ!!」
ヒロキが心の中で思っていることを全部知っているのはどうして?
「おならくらげ」が出てきてからのお話の展開が面白いのに、心がほっこりする
そんなお話。


やもじろうとはりきち「やもじろうとはりきち」

降矢 なな/著
佼成出版社/発行

 

ヤモリのやもじろうとハリネズミのはりきちは、あかちゃんの時からの大の仲良し、でも、やもじろうはいつのころからか、走るのがにがてで、木登りもできない、はりきちと遊ぶのが、つまらなくなってきました。ともだちも「はりきちを連れてくるなよ」と言います。
ある日、やもじろうは、はりきちに「もう遊ばない」と言ってしまいます。遊ぼうと後を追うはりきちを避けて、にげるやもじろうの前に、ねこが・・。「うまそうな、やもりだなぁ~」今にも食べられそうな、その時そこにはりきちが・・。やもじろうは、たすかるのか?
はりきちと、やもじろうの仲は、どうなるのか?
じんわりと、ほっこりする友情のお話です。