図書館職員のおすすめ

【12月のおすすめ本】

100年後にはみんな死んでるから気にしないことにした
「100年後にはみんな死んでるから気にしないことにした」

なおにゃん/著
KADOKAWA

このタイトルを読んで「確かにそうだよね」と思った、人一倍“繊細”な方もいらっしゃるのではないでしょうか。
小さなことが気になって傷つく。生きづらいし、コミュニケーションがうまくはかれない。
「生まれつき、非常に感受性が強く、刺激を受けやすいという気質を持った人」であるHSPさん。
そんな人がそれでもいいんだ、それが自分なんだと思えるHSP著者による自叙伝イラストエッセイ。
HSP気質とまではいかずとも、人付き合いが苦手だったり、なんだか世の中生きづらいと思う人達誰しもが心当たりあるエピソードがいっぱい。私だけじゃないんだ、と心が救われる一冊です。


親が子どもになるころに「親が子どもになるころに」

細川 貂々/著
創元社

-親が存命中の人は一度読んでもらいたい。-
こころの片隅にある親の介護問題。貂々さんが直面した三人の親(実父+義父母)の老化の現実。一人っ子であれ兄弟であれ、独身でも結婚していても、いつかは直面する親の介護。
細川貂々さんが分かりやすく自身に起こった出来事を綴っています。この先いつかおこることの参考になる一冊です。
親子関係の第2ステージが始まる前に考えていた方が良いことがあるはずです。


きらきらさがし「きらきらさがし」

新井悦子/作
さこももみ/絵
岩崎書店

長崎に住むある家族のおはなし。
お友だちと一所懸命逆上がりの練習をしていた、あっちゃん。「トンっと けって、
トンっとけって…」何度も練習した手にはまめができてしまいました。それをお母さんに見せると「それは、あっちゃんの〈きらきらじるし〉だね。がんばったしるしだよ。」とほめてくれました。嬉しくなったあっちゃんは家族の〈きらきらじるし〉を探しました。
よく見ていると、家のあちらこちらに〈きらきらじるし〉があることがわかったあっちゃんはうれしくなりました。皆さんも〈キラキラじるし〉を見つけてみませんか?


日向丘中学校カウンセラー室 2「日向丘中学校カウンセラー室 2 十人十色、1匹?色の文化祭」

まはら 三桃/著
めばち/装画
アリス館

日向丘中学校にあるカウンセラー室に勤務している、谷川綾。「綾さん」は、このカウンセラー室で生徒たちの悩みを聞くのが仕事です。
今日は、日向丘中学校の文化祭。カウンセラー室を閉めて、ステージや展示を見学しようとしていました。しかし、舞台に上がるのが怖いという海賊の格好をした女の子がやってきます。「綾さん」はどう解決するのでしょう?
今作は、思春期特有の繊細な悩みだけでなく、保護者や地域の方を巻き込んだ様々な問題を、色んな人と共に解決していきます。読み終わった頃には、自分もカウンセリングしてもらったような、そんな感覚になります。
大人にも響く、心温まる連作短編集です。


【11月のおすすめ本】

自由研究には向かない殺人
「自由研究には向かない殺人」
ホリー・ジャクソン/著
服部 京子/訳
カバー写真=Moonstone Images / Getty Images
カバーデザイン=大岡 喜直(next door design)
創元推理文庫

高校生のピップは自由研究(EPQ)に名を借りて、町で5年前に起きた事件について調べ始める。その事件とは、“当時高校生だった少女が失踪し、少女の交際相手だった少年が数日後に自殺した”というもの。警察をはじめ町の誰もが、少女はこの少年によって殺害されたに違いないと考えていたが、ピップはどうしても納得できず、ネットやSNSを駆使して真相を解明しようとしていく。
聡明でひたむきな主人公はもちろん、その家族や友人たち、殺人犯とされた少年の弟など、魅力的な登場人物が揃う。次第に増していく緊迫感と若者たちの青春模様が読者を惹きつける、爽やかな英国発ミステリ。続編『優等生は探偵に向かない』を読まれる前にぜひ!


なかなか解けないなぞ解きに挑戦しませんか?「なかなか解けないなぞ解きに挑戦しませんか?」

暇謎/著
ナツメ社

イラストや文字、数字や図形などで構成されたなぞ解きの本です。小学生レベルの漢字や、一般常識などを知っていて、なおかつひらめき力があれば解ける問題ばかりです。難しい問題でも2段階でヒントを見ることができるので気軽に挑戦できます。この本の楽しみ方は、なぞ解きだけではありません。なぞが解けたら、ポイントと星をゲット!友達や家族と一緒にポイントや時間を競って楽しんでみてはいかがでしょうか?さらに、得た星の数で自分の得意分野を知ることもできます。難しいなぞが解けた時の爽快感を是非、この一冊で体験してみてください。


サンサロようふく店「サンサロようふく店」

アン ゼソン/作・絵
林 木林/訳
TOY Publishing

まだ誰もが民族衣装を着て暮らしていた頃、町なかの三叉路(さんさろ)に初めての洋服店ができました。ドックさんの「サンサロようふく店」です。
三叉路は三本の道が出会う場所。 どの道を歩く人も洋服が物珍しくてお店に興味津々です。初めてのお客さんがやってきました。ドックさんははりきって、とても丁寧に洋服を仕立てます。これからこの「サンサロようふく店」はどうなっていくのでしょうか?
民族衣装から洋服に変わり、現代までの時代の流れを子から孫へと受け継がれるお店の移り変わりと共に感じることができます。イラストや色合いに昔懐かしい雰囲気があり、大人でも楽しめる内容になっているので、是非親子で読んでほしい絵本です。


ともだちはしおりのぶた(TRC)「ともだちはしおりのこぶた」

真山 みな子/作
山西 ゲンイチ/絵
金の星社

「ぼく、ぷーもん」嬉しそうに、しおりから飛び出したのは!?
1年生のまゆちゃんは、図書館の“ものがたり”の棚から本を借りることにしました。その時にもらったのが、ピンク色のぶたの絵のしおりです。
いつもは、寝る前にママから絵本を読んでもらいますが、もうすぐ赤ちゃんがうまれるママは、来週からしばらくお家にいません。まゆちゃんは、初めてしおりを使う本をひとりで読んでみることにしました。
そんな初めてにチャレンジをする子どもに、一度だけ訪れる素敵な奇跡。ぜひ本を開いてみてください。


【10月のおすすめ本】

祈りのカルテ 再会のセラピー
「祈りのカルテ 再会のセラピー」

知念 実希人/著
KADOKAWA

この秋、放送されるドラマの原作小説です。
諏訪野良太は人の心の動きに敏感な研修医。臨床研修でいろいろな科を回る中、訪れる患者たちが抱える問題を見つけては解決していく――。前作の最後で専門科を決めた諏訪野が、過去を振り返るかたちで物語は始まります。
どうしても入院したいやくざ者、整形を繰り返す元アイドルなど個性的な患者たちが隠す真意とは?よりミステリアスな内容と感動的なラストにはきっと驚かれる方も多いでしょう。また知念作品が好きな方は思わずにやけてしまうゲストも登場します。
話題の一冊を一足早く読んでみてはいかがですか?


その本は「その本は」

又吉 直樹/著
ヨシタケ シンスケ/著
ポプラ社

「その本は・・・」から始まる短編集です。
本の好きな王様が城へ男二人を呼び、「世界中のめずらしい本の話を聞いて集め教えてくれ」と言う場面から始まります。1年後、戻ってきた二人の男たちは毎晩代わるがわる13夜かけて王様に話をします。その内容はクスッと笑える話、少しぞくっとするような怖い話、ウルウルと泣ける話などもりだくさん。王様はとても満足して集めた話を一冊の本にするよう命令したのですが実は・・・。
子どもから大人まで楽しめる1冊です。


さんぽっぽ「さんぽっぽ」

たなか しん/さく・え
パイインターナショナル

はとのしゃしょうさんが さんぽ さんぽ しゅっぽっぽ。
てんとうむしや、かぶとむしをせなかにのせて、しゅっぱつしんこう しゅっぽっぽ。
つぎつぎといきものたちをのせて、はとのしゃしょうさんのせなかは、ぎゅうぎゅうになっていきます。みんなで、じょうずにおさんぽできるかな?
ことばのリズムが楽しくていっしょに口ずさみたくなる、やさしい絵本です。


きみもできるか!?天才科学者からの挑戦状「きみもできるか!?天才科学者からの挑戦状 はじめての科学実験図鑑」

マイク・バーフィールド/作・絵
米村でんじろうサイエンスプロダクション/協力
ポプラ社

天才科学者と呼ばれる人たちはどんな実験をして、どんな発見をしたのかな?
全てイラストつきで紹介されており、小学校低学年からでも楽しめる科学実験図鑑です。イチゴを使ってDNAを取り出す方法や、クリップを使って磁石をつくる方法など、身近な材料でできる実験アイデアも紹介してあります。
天才科学者たちも、昔の人の経験を学ぶことからはじめたそうです。この本を読んであなたも未来の天才科学者をめざそう!