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本の紹介

図書館職員おすすめ

    2025年12月

    苦手な読書が好きになる!ゼロからの読書教室
    読書猿/著
    NHK出版
     悩める女の子と物知りなフクロウの対話形式で、本と仲よくなる方法を丁寧にレクチャーしてくれる、やさしく読みやすい読書の入門書です。
     第1部では本の読み方について、第2部では本との出会い方について、基礎の基礎から学ぶことができ、読書に対して苦手意識のある人はもちろん、これまで以上に読書を楽しみたい人にもおすすめです。
     「読書感想文って何を書けばいいの?」「小説を読むことだけが読書なの?」「読書するのがそんなに偉いの?」「本って本当に調べ物の役に立つの?」などなど、読書にまつわる疑問が浮かんできたら、あなたも窓(この本)を開いて、親切でおしゃべりなフクロウを招き入れてみませんか?
    はじめての温活
    日本温活協会/監修
    宝島社
     「温活」とは、健康を維持するために適正な温度に平均体温を保つ活動のことです。
     体温が上がると血行がよくなり、心と体が整って若々しく健康的な体を手にいれることができます。
     本書は初心者の方でもズボラさんでも簡単に始めることができる温活のメソッドを、写真やかわいいイラストを交えて分かりやすく紹介しています。
     冷えないための「食生活」や「マッサージ」、「入浴」や「睡眠」など、無理なく毎日続けられて、今すぐ始めることができる温活を、自分の生活習慣に取り入れてみませんか。
     寒暖差が激しく体調不良になりやすい昨今、寒さに負けず健康に過ごすための冬支度におすすめの一冊です。
    おいしいお米をつくりたい!
    谷本雄治/著 
    汐文社
     農家の中井さんが作るお米が大好きで「ぼくもつくりたい!」と、小学2年生で弟子入りしたゆうちゃんのお米作りの挑戦を描いたノンフィクションです。
     運命のひと口から始まった、ゆうちゃんのお米作り。すべてが初めての経験、良いことばかりではないけれど、ゆうちゃんのおいしいお米を作りたい!思いは本気です。ゆうちゃんのこだわりを込めたお米作りの挑戦は、経験を活かして続いていきます。
     今、日本の米を巡っては、食生活の多様化や高齢化、物価高などで1人当たりの消費量が減少しているという課題もあります。私たちの主食であるお米について、大切なことがたくさん詰まったこの本は、子ども達にも伝えていきたい1冊でもあります。
    捨てられないずかん 
    米田 まりな/著 
    大和書房

     毎年やってくる大掃除の季節になりました。自分から進んでやっている子、掃除が習慣になっている子、家の人から言われて仕方なくやっている子、それぞれです。この本には、「捨てられないもの」と向き合う方法や、片付けがもたらすメリットが詰め込まれています。物の場所を決めると「時間」が節約でき、部屋が整うと「心」がスッキリし、無駄な買い物が減ると「お金」の無駄づかいがなくなります。兄弟や、親子で競争しながらやれば、ゲーム感覚で大掃除も終了してしまうという一石二鳥の効果があるかもしれません。 さあ、一緒に頑張ってみませんか。

    2025年11月

    オトコの釣りメシレシピ
    上田 勝彦/著
    玄光社
    海の町に住むあるあるなのですが、釣果のおすそ分けでお魚をいただいたとき、さばき方がわからない!どうやって食べたらいいの?と悩んだことはありませんか?
    この本は、魚の伝道師ウエカツこと、上田勝彦が釣った魚を最高においしく食べるために
    魚の締め方、さばき方はもちろん、保存法、料理法が写真でこと細かに掲載されています。
    また、レシピだけではなく、よく使う道具やその料理に合う調味料や薬味まで載っています。
    魚をさばいたことがない人もちろんのこと、魚釣りは好きだけど料理は苦手、または魚釣り初心者という人必見です。
    もしも料理店
    田丸 雅智/著 
    小学館
    思いもよらない食材をおとずれる人にぴったりの料理に作り上げてしまう、通称「もしも料理店」。
    路地裏にたたずむ小さなレストランのドアを開けると、とんでもないモノを、食べる人の心に寄り添う絶品料理に大変身させて提供してくれます。
    疲れた体も、モヤモヤした気持ちもこのお店の料理を食べると、すべて癒してくれる。
    さて、本日の一皿は何でしょう!?
    意外な食材も、読み進めるとあら不思議!おいしそうに感じてしまうこと間違いなし。
    11編からなる短編集で秋の夜長にさらっと読める一冊です。
    先生!おかわり禁止ってへんじゃない?
    麻生 かづこ/作  イシヤマ アズサ/絵  
    金の星社

    4年2組の春斗はいつも学校のきまりを守れず、先生に叱られている。
    今日はリコーダーを忘れて「忘れものをした人は、給食のおかわり禁止」のきまりのせいで大好きなカレーのおかわりができず、サイアクだった。
    なんでこんなへんなきまりがあるんだろう?
    ある日、クラスにやって来た転校生は、もうすぐお尻まで届きそうな長い髪をおろした男の子。彼がきっかけで、次の学級会の議題を「きまりについて」に決めて、準備を始めた春斗たち担当5人。
    きまりをなくすなんてできるはずがないと、からかっていたクラスの仲間たちだったが…
    クラスの思いは学校を動かし、きまりをかえることはできるのか?
    答えのない問題に挑戦する子どもたちの成長の物語。
    てんぐさ だいかつやく うみの まっかな かいそうたち 
    田中 次郎/文  青木 優和/文  畑中 富美子/絵 
    仮説社

    タイトルの扉をめくると、夏の伊豆半島の海辺で、ところてんや寒天のもとになる赤い海藻、マクサ(テングサの一種)が天日干しされている風景が見開きいっぱいに描かれています。
    「この あかいの なんだろう」の問いから始まるこの絵本は、海藻にはどんな種類があるのか、テングサが海の中でどのように生きているのか、どうやって収穫され、ところてんや寒天がつくられるのかなど、詳細な絵とともに分かりやすく教えてくれます。
    子どもも大人も楽しく学べる本編と同じくらい魅力的なのが付録のページ。著者である2人の先生がウクレレとハーモニカを演奏しながら歌う「海藻のうた」の動画も視聴できます(QRコード掲載)。海藻への愛(と情熱)が伝わってくるのも素敵でチャーミングな絵本です。

    2025年10月

    蛍たちの祈り
    町田 そのこ/著
    東京創元社
    この本は、最近、私たちがよく耳にするようになったいわゆる「毒親」に育てられた、恵まれているとは言えない子どもたちの物語です。全部で5つの話からなる連作短編集となっています。
    山間にある小さな町に暮らし、お互いの秘密を守りあうことを決めた2人の中学生が、大人になり再会したことをきっかけに人生が大きく動き出します。
    ひとつひとつの物語が過酷で、読み進めていくと胸が押しつぶされてしまいそうになる内容です。しかし、最後にはどれも蛍のように小さな光だけれど救いがあり、希望を持たせてくれます。
    本屋大賞受賞作家・町田そのこさんの独特な世界に足を踏み入れてみませんか。
    こんなことで、死にたくなかった
    高木 徹也/著 
    三笠書房
    「え!?こんなことで!?」何気ない瞬間に潜む高齢者の意外な死因、“まさか”の連続に驚き、心に深く残る一冊です。
    熱いお茶を飲んで死ぬ、お風呂で死ぬ、トイレできばって死ぬ、エアコンで死ぬ、くしゃみで死ぬ・・・。
    “普通”の日常が、ある日突然命を奪うことになる。
    「まさかこんなことで…」と後悔しないために死の危険を予防していきませんか?
    本書は、法医学者として5000体以上の検死・解剖に携わってきた著者が高齢者の突然死の事例を紹介しつつ、どうしたら回避できるのかを解説していきます。
    この本は、あなたとあなたの大切な人を守るための命を救う本です。
    まほうがいっぱい!
    たかお ゆうこ/さく
    ほるぷ出版
    ある日、木から降りられなくなったちいさい黒猫を助けてあげたみーちゃん。
    すると、親猫が子供を助けてくれたお礼に魔法の道具が入った袋を4つ持ってきました。袋の中には魔法の道具がたくさん入っており、どんな魔法が入っているか試しても良いけれど、選べるのは1つ。1つ目の袋には「まほうのこいし」、2つ目は「まほうのはっぱ」、3つ目は「まほうのきのみ」、4つ目は「まほうのどうぐ」が入っていて、みーちゃんはいろいろ試してみます。中に虹がみえる小石、ハート形の穴の空いた葉っぱ、チョコの匂いがする実、模様が動く花瓶・・・。
    さあ、みーちゃんは一体どの袋にしたのでしょう?
    そして、あなただったらどの袋を選びますか?
    さんごいろの雲
    出口 春菜/絵
    講談社
    7つのお話が収録されたこの本、読みだすと、私たちを不思議な世界に連れていってくれます。
    森の奥から聞こえるうさぎの歌声は”リルム ラルム“、王宮のこずえから聞こえる小鳥のさえずりは”チィピリリリリ“、そして 羽飾りやビーズの首飾りを身につけた男たちや女たちが躍っているたいこの音は”タクタン タンタラ タクタン タンタラ”と、まるで呪文の言葉のよう。おとぎ話の世界が目の前に広がり、不思議な世界に引き込まれるような・・・。
     子どもはもちろん大人の方も、読むと不思議な感覚を経験し、幼かった昔の自分に会えるかもしれません。本を閉じ、窓の外から 木々や小鳥、動物たちの話し声が聞こえてきたら、あなたも「さんごいろの雲」に魔法をかけられてしまったのかもしれません。
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