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本の紹介

図書館職員おすすめ

    2023年10月

    分岐駅まほろし
    清水 晴木/著
    実業之日本社

    あの時こうすればよかった…、あっちを選択していたら…。
    誰もが考えたことのある後悔の気持ちを持つ登場人物が、恋愛、進学、夢、家族のことについて、過去の分岐点に戻れるというお話です。その分岐点に戻れたとしても、過去は何も変えられない。ですが、過去に戻れた人はみんな、いつの間にか気づけなくなっていた大切なことを思い出すのです。
    過去の悔いをやり直して、今の自分の生活に戻った時に、今ある時間の大切さに気づけたら、その先はもっと素晴らしい未来にしていけそうな気がします。
    過去は変えられない。でも未来は変えられる。過去にとらわれずに今をよりよく生きることの大切さを教えてくれ、前を向いて笑って生きられそうな気持になれる1冊です。
    読み終えた後のあなたの分岐点になりますように。
    この1冊で安心!きれいな食べ方&ふるまい
    樋口 智香子/著
    ナツメ社

    私たちの生活に欠かすことのできない食事。食べ方や箸使いなどがきれいな人は素敵に見えますね。これまでもマナーの本はたくさん出版されていますが、この本は少し違っています。和食や洋食の基本的な食べ方はもちろんですが、アジア料理やカニ料理、焼き肉の食べ方なども掲載されています。そして驚いたことに、コンビニご飯や菓子パンの食べ方までも紹介してあります。コラムには周りの人への気遣いやふるまい、おしぼりの使い方やNG行動など、イラストも盛りだくさんでとても楽しくためになる本です。
    ふるまいが素敵な人を目指してみませんか。
    おとな体験授業?
    なかがわ ちひろ/作
    アリス館 

    ちょっと不思議な「おとな体験授業」。5人のこどもが理科室に集められ、どんなおとなになりたいか話し合います。決まったら、紙に書いてビーカーに入れ、ランプに火をつけるといよいよ実験の始まりです。さて、自分が思い描いた「おとな」を体験できるのでしょうか?
    児童書ですが、大人が読んでも色々な職業を体験できた気分になって楽しめます。
    表紙・裏表紙に書いてある、こどもから見た大人のイメージも必見です。
    全ページ挿絵があるので、文章を読むのが苦手だなと感じている人にも読みやすい本です。
    ぼくは本のお医者さん
    深山 さくら/文
    佼成出版社

    お気に入りの本は何度も手に取って読み返したい。でも、繰り返し読む大切な本ほど傷みやすくなってしまう…。本好きな人が陥りがちなジレンマですが、傷んだ本を“治して”くれる、本の“お医者さん”がいることを知っていますか?
    製本会社を営む齋藤英世さんは、学んできた製本の知識と技術を活かし、これまでに五千冊以上の本を修理してきました。その仕事の原動力は、本も、本を大切にする人たちの心も、大事にしたいという思いです。そんな齋藤さんの半生と仕事について綴ったこの本では、本に関する豆知識や、綺麗にしすぎて失敗したエピソードなども紹介されており、修理の仕事の奥深さを知ることができます。
    モノとしての本の魅力を再発見できる、読書の秋にぴったりのノンフィクションです。

    2023年9月

    方舟
    夕木 春央/著
    講談社

    「週刊文春ミステリーベスト10」・「MRC大賞2022」を受賞。その他ミステリーランキングにも続々ランクインした話題の作品!
     
    大学時代の同窓生7人は、山奥にある「方舟」と名付けられた謎の地下建築に侵入し、途中出会った3人家族とともに閉じ込められてしまった。仕方なく10人は地下で夜を越したが、翌日に地震が発生し扉がふさがれてしまった。
    さらに、地盤に異変が起き、水が流入しはじめ、水没までおよそ1週間。
    そんな矢先、殺人事件は起きた…。
    いったい犯人は誰なのか、無事脱出することができたのか!?

    ジリジリと焦燥感を掻き立てられる、ミステリー好きにはたまらない1冊です。
    雲雀坂の魔法使い
    沖田 円/著
    実業之日本社

    坂の多いとある田舎の町へ、とある魔女がやってきた。その魔女は、長い、長い旅の終わりを、坂の途中にある小さな店で過ごしたという。人々は、こぞって自分の願いを叶えてもらうために店を訪れたが、魔女は決して魔法を使おうとはしなかった…。
    「雲雀坂魔法店」。〈雲雀坂の魔女〉と呼ばれる少女のような風貌の魔法使い・翠(すい)が営む店には、今日も様々な人が訪れる。幼馴染との関係に苦しむ女子中学生、余命わずかの画家、物語が書けない小説家…。翠は、彼女らの心の奥底に眠る「真実」を感じ取り、希望へと繋ごうとするが――。春夏秋冬の順に綴られる4つの物話と、魔法使い・翠の始まりの物語。全5話を収録した、心に沁みる涙と希望の物語!
    どうぶつみずそうどう
    かじり みな子/作
    偕成社 

    「なんとか もめずに すむ ほうほうは ねえものか……」
    ダルマガエルのとうきちは米作りをして暮らしているが、以前は用水路がなく不便だったため、小さな生き物たちは暮らしにくかった。
    しかし、用水路ができたことによって生き物たちは暮らしやすくなり、引っ越してくるものが多くなるにつれ、村も増えていった。すると、自分の村へ水を引きたいものたちが出てきて…。
    みんなの村へ公平に水を引く方法はあるのか?
    農業用水を平等に分けられる施設である「円筒分水(えんとうぶんすい)」をモチーフに、田んぼの水をめぐる生き物たちの大騒動を描いた絵本です。
    はなとりかえっこ
    角野 栄子/作 さとう あや/絵
    偕成社

    「くしゃん くしゃん くしゃん くしゃん」アラさんはくしゃみが止まりません。
    お花が咲いて、木の葉がぴかぴか光る、美しい季節。でも、アラさんのくしゃみはもう3日も続いています。「なーんにも したくなーい! あー、やだ、やだ。このはな どこかへ すてちゃおうかしら」
    すると、とんとんとん、とドアをたたく音。「ききましたよ、ききましたよ。アラさん、あなた、はな いらないんですか? なら、わたしの はなと とりかえっこ しません?」
    いろんな人と鼻をとりかえっこするのが趣味のブタさんの提案で、鼻をとりかえたアラさんでしたが…さて、これからどんなことが起こるのでしょう!?
    アラさんやブタさんのやりとりが楽しく、言葉もリズミカルに進むので、一人で本を読み始めるのにおすすめの本です。

    2023年8月

    それでも旅に出るカフェ
    近藤 史恵/著
    双葉社

    店主の葛井円が一人で営む「カフェ・ルーズ」の一番の特徴は、円があちこちを旅して知った様々な国のスイーツや飲み物を再現しているところ。コロナによる新しい生活様式の中、訪れる客それぞれの境遇が折り重なり物語が彩られています。その中には、人の心の爽快さ、鬱屈した気分も全て含まれます。決して良いことばかりではない日常で起こる問題も、異国情緒溢れる「カフェ・ルーズ」のメニューによって心がときめき、解決策へと導いてくれるコージーミステリー第2弾。夏にぴったりの酸梅湯(さんめいたん)など、暑いからこそ味わいたくなるメニューと共に爽やかで美味しい物語をぜひ味わってください。
    人間ドックの作法
    森 勇磨/著
    中央公論新社

    この本は現役医師が書いた人間ドックの取扱説明書です。
    早期発見と健康チェックに欠かせない人間ドックにも思わぬ落とし穴があると著者は言います。
    年に一度の大切な機会を活かすための検査項目、医療機関、検査結果の解釈などのポイントがわかりやすく解説されています。人間ドックも自分の意志で取捨選択し、カスタマイズしていくことが求められている時代になりました。当然ながら、検査結果から自身の健康状態を知り改善へ繋げていくことが、残りの人生をよりよく生きる鍵を握っているのではないでしょうか。専門の予防医学の視点からのアドバイスは、日常生活を送るうえでの強い味方になるはずです。
    転ばぬ先の杖として手元に置いて頂きたいおすすめの一冊です。
    はじまるはじまる
    山本 祐司/さく・え
    教育画劇 

    女の子のみよちゃんにうさぎさん、ねこさん、たぬきさんとたくさんのお友達が「おっちら おっちら」と可愛い掛け声と共にカラフルなイスを運んでいきます。途中で「ふー ふー」とひとやすみをはさみながら無事に到着。みんながイスに座り待っていると、みよちゃんが「はじまるよ はじまるよ」と言います。すると部屋が暗くなりブザーが鳴って…?幕が上がり、物語が始まる時のドキドキ感を楽しめる絵本です。可愛い掛け声のくり返しは子どもたちと一緒に声に出して楽しむこともできます。小さい子向けの読み聞かせやおはなし会の導入に大活躍間違いなしです。
    真昼のユウレイたち
    岩瀬 成子/作
    偕成社

    この本には4つの短編が収録されていて、すべてに“ユウレイ”が登場します。
    幽霊といっても、家族に寄り添いながら暮らしていて、会話をしたり、図書館に行ったり、飛行機にも乗ります。
    そんな幽霊たちと、日常の中でふいに出会った子どもたち。とまどいながらも、自然にユウレイを受け入れていきます。それぞれに悩みや事情を抱えているのですが、子どもらしい等身大のやりとりが、くすりとさせる場面もあります。
    亡くなったという事実は重く、悲しいものですが、ユウレイも生きている者も、同じ日常を生きているという不思議な物語が、あたたかな気持ちにさせてくれます。
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