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本の紹介

図書館職員おすすめ

    2026年9月

    〈NEW!!〉あなたが出品されました
    狂実/著
    スターツ出版
    女子大生のミナミは、フリマアプリ「バイバイ (BuyBye)」で不用品を通して出品者の生活や人生を覗き見するかのように楽しんでいました。しばらく閲覧していると、謎のアカウント「M氏」から、自分の私物である口紅が出品されていることに気づきます。そこには意味深な説明文も添えられていました。エスカレートしていく行為に、ミナミは恐怖で震えながらも「M氏」の正体を突き詰めようと対策を立てますが…。
    実際に起きているようなリアルな感覚で読める、フリマアプリを題材としたヒトコワ系のホラー小説です。次は何が起こるのかと、読む手が止まらないかもしれません。
    老人は「キレる」くらいでちょうどいい
    和田 秀樹/著 
    集英社インターナショナル
    あなたは「前頭葉」を鍛えていますか? 世間で「キレる老人」が問題視されている今、高齢者が感情を押し殺さず意欲的に生きることを肯定した実用書です。
    脳は使わないと衰えていきます。かくあるべき思考が私たちにとって常識となり、偏った思い込みへとつながる。別の角度からアプローチし、自分を客観視することや幅広い知識に基づいて物事を判断することで、前頭葉も活性化されるはずです。また、脳を上手く機能させる食べ物についても記されています。
    誰でもいずれ高齢者になります。老人は未来の自分の姿です。今このような時代であるからこそ、メディアやSNSに惑わされることなく自分らしく生きる為にも、皆さんに読んでほしい1冊です。
    ぼくのすみっこ
    ジョオ/作  かみや にじ/訳
    ほるぷ出版
    どうしてでしょう?「すみっこ」って、落ち着くんですよね! 
    主人公のカラスの子は、なんにも無い部屋を居心地よくするために、ベッド、ラグマット、お気に入りの本など、いろいろ置いてみました。でもまだ何かが足りません。次に壁に絵を描いてみたり、音楽をかけてみたり・・・。それでもまだ何かが足りません。
    自分だけの「すみっこ」を、「特別なすみっこ」にするために、ちょっと周りを見渡してみませんか。ほっと一息できるような、自分を大切にできる空間を持てたら、いいですね。
    ぜひ大人の方にも絵を味わって、読んでもらいたい絵本です。
    最強生物クマムシくん
    しおうらしんたろう/文・絵
    ポトス出版
    みなさんはクマムシを知っていますか?クマムシといっても虫の名前ではありません。クマムシは、顕微鏡でようやくわかるくらいのとても小さな生き物。緩歩動物(かんぽどうぶつ)という動物の仲間で、なんと5億年前の地層からも化石が発見されています。恐竜よりもはるか昔から生き延びてきたのもすごいですが、様々な研究が進み、クマムシは他の生きものとは全く違う特別な能力があることが少しずつ分かってきました。
    クマムシの驚きの生態が分かりやすい絵とともに解説された本。クマムシの不思議にどんどん興味がわいてくるはず!

    2026年8月

    私たちの人生レシピ 女3人しあわせ朝ごはん
    千咲 ゆず葉/著
    スターツ出版
    40代、大人女子3人組が気ままで楽しいルームシェアを始めるおはなしです。
    ルームシェアのルールは「朝ごはんを一緒に食べること」
    性格も仕事も過ごした環境も違う3人がそれぞれに悩みを抱えながらも、美味しい朝ごはんと友人たちに背中を押され、悩みに向き合っていく姿が描かれています。
    穏やかで優しい気持ちになれるおすすめの1冊です。
    猛暑をのりきるおつまみおかず80
    上田 淳子/著
    主婦と生活社
    今年もまた暑い夏がやってきました。暑いからと言って料理をせず、食べないわけにもいきません。そんな時こそこの一冊!なるべく火を使わず、時間も取らない料理が紹介されています。また、地元名産「そうめん」の豆乳を使った新しい食べ方も紹介されていて、料理のレパートリーが広がることうけあいです。夏を涼しく栄養豊かに乗り越えていきたいものです。
    たびするこいし
    たかお ゆうこ/作
    講談社
    幼い頃、かっこいい小石をポケットに入れて持ち帰ったことがある方、小石を並べて想像したことがある子どもたちに。
    一つ一つを写実的に描き、小石の質感まで感じられる絵が魅力です。
    46億年前に地球が生まれたことを知らなくても小石が小石になるまでの時間を想像し、私の特別な小石に出会いたくなる1冊です。
    図書館とねことゆうれいと
    レベッカ・ステッド/作
    偕成社
    1990年代アメリカ。突如火事によって焼けたマーチンビル図書館の跡地に、青空ミニ図書館が現れた。マーチンビルの町に住む小学5年のエヴァンは青空ミニ図書館に並ぶ本に、ある共通点があることに気付く。そこから火事によって町中に広まった図書館の謎を親友のレイフと共に解き明かそうと奔走する。
    図書館を取り巻くミステリーを小学生、猫、ゆうれいの立場から紐解き、
    自分も大切に想われている存在なのだと優しく気づかせてくれる1冊です。
    ニューヨーク・タイムズ紙の児童書部門で、ベストセラーのリストにランクインの作品。

    2026年7月

    すべてが円くなるように
    原田 マハ/著
    幻冬舎
    原田マハさんが書き下ろした連載が単行本化されました。
    真珠をテーマに、7つの短編が収められています。
    あたたかな真珠の光が、母と娘・祖母と孫・友人同士など、登場人物の心を照らして、繋いでいく様子が描かれています。
    貝も真珠も、海からの贈り物。
    それは、心の交流をもたらします。
    「人は一人では生きていけない」
    よく聞く言葉ですが、読みながら脳裏に浮かんだ言葉です。
    人は誰でも、誰かの存在に支えられながら、真珠のように円みを帯びて人として成長していきます。
    「すべてが円くなるように」 
    さり気なく見守るように寄り添いながら、じんわりと心を温めてくれるような一冊です。
    キッチンに住みたい 1
    サトウ ユカ/著
    オーバーラップ
    「キッチンに住みたい」は、料理をする場所としてだけではなく、「自分らしく生きる場所」としてのキッチンを描いたコミックエッセイです。
    さまざまな暮らし方や価値観を持って、豪華な暮らしではなくても自分の好きなものに囲まれて過ごす時間や、「やらなければいけない家事」ではなく毎日の生活を楽しむための時間を大切にしている女性たちの物語です。
    この作品は、料理が好きな人だけではなく、「自分らしい暮し」を大切にしたい方におすすめです。
    読むと少しだけ部屋を整えたり、美味しいものを作ったりしたくなるような、優しい気持ちにさせてくれます。
    楽しくポカポカおふろの入りかたずかん 1
    早坂 信哉/監修  天野 勢津子/文・絵
    汐文社
    最近はシャワーを多く使うので洗面器を知らない人が増えているらしく、昭和の大人はびっくりです。このシリーズでは、きちんとしたお風呂の入り方の基本や、温泉・銭湯でのマナー、そしてお風呂の秘密を教えてくれます。日頃、当たり前のように毎日入っているお風呂。体の洗い方の順番、バスボムのつくり方やお風呂でのちょっとした楽しい遊びも紹介してあるので、お風呂ギライな人も楽しくお風呂にはいれるようになるかもしれません。是非大人の方も一緒に読んでください。
    学校を休んだ日は本をひらいて
    清 繭子/著
    主婦と生活社
    2015年の夏休みの終わり頃、ある図書館がSNSで「学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい(略)」と投稿し、大きな反響を呼びました。
     本書では、さまざまな理由で学校を休んだ経験のある人や、子どもが学校を休んだ経験をもつ11人の著名人が、自身の体験を振り返りながら、当時夢中になって読んだ本についてや、今つらさを抱えている子どもたちへの想いを綴っています。
     悩みの渦中にある当事者や支援者の方にもおすすめの1冊です。
     先人たちの苦しい時期を支えてくれたものの中には、本の存在がありました。本はいつでもあなたの味方です。本と出会いに図書館に来てみませんか?
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