南島原市図書館

メニュー
ホーム 本の紹介

本の紹介

図書館職員おすすめ

    2025年4月

    「嵐をこえて会いに行く」
    綾瀬 まる/著   
    実業之日本社

    5つの短編が収録されており、物語に共通するのはどれも大切な「誰か」の存在を気づかせてくれるということ。そして【嵐】とは世界中を混乱におとしいれ、未だ無くなってはいない「新型コロナウイルス」のこと。どの物語もコロナ禍を越えて大切な人に会いに行きます。大切な存在は友人・恩人・恋人・家族など様々で、読み進めていくうちに自然と胸が熱くなりました。
    どの物語が心に響くかは読み手それぞれだと思います。
    大変なコロナの時期を乗り越えた今だからこそ大切な人のことを改めて気づかせてくれる1冊です。
    「元保育士のグズらない声かけ145 イヤイヤ期のトリセツ」
    ふじこせんせい/著 山本 水香/監修 ささきゆか/イラスト
    講談社

    赤ちゃんから子どもへと成長していく過程でやってくるイヤイヤ期。
    自我の発達にとって大切な時期であり、成長の証だということはわかっていても…
    「あれもイヤ!」「これもイヤ!」と言われ続けると、大人もイライラしてしまい声を荒らげてしまうこともあるのではないでしょうか。
    そんなどうしたらいいのかわからないイヤイヤ期について、元保育士のふじこせんせいが声かけや環境作りだけでなく、イヤイヤが発動するメカニズムやその背景にある子どもの脳や身体の発達についてもわかりやすく解説。
    また、ごはんやマナーなど場面ごとに声かけの仕方が紹介されており、すぐに実践できるようになっています。
    困ったイヤイヤ期に心強い味方となってくれる一冊です。
    パイをやいたウサギ
    ジョリ・ジョン/文 エリン・クラーン/絵 鈴木 沙織/訳
    化学同人

    クマのジェフとおべんとうをもって、ピクニックにでかけるやくそくをしていたウサギのアンダース。でも、いつものアンダースとはちがって、なんだかようすがへん。
    いいともだちなら、たしかめたほうがよさそうだとかんがえたジェフは、アンダースにこえをかけるのですが…。
    版画ですられたイラストがカラフルで素敵!ともだちっていいなと思える1冊です。
    「今日も誰かの誕生日」
    二宮 敦人/作
    光村図書出版

    あなたにとって「誕生日」って特別な日?それとも何でもない日?ある日の誰かの「誕生日」を描いた6編のバースデーストーリー。 それぞれどのストーリーからも、相手の気持ちに寄り添う・相手の気持ちを思いやる気持ちが描かれていて、確かな希望と愛、やさしさ、喜び、感謝・・・と心揺さぶられ、大切な人のことを思い出す心温まる1冊です。
    誰もがこの世に生を受けてから、毎年あなたなりのストーリーを作り出す「誕生日」の1日は、きっとあたりまえではない特別な1日のはず! 
    「今日も誰かの誕生日」この本を読んだあなたの今年の「誕生日」はどんなストーリーを作り出す1日となるでしょう。

    2025年3月

    キライが好きになる魔法 -湘南しあわせコンフィチュール-
    (C)小春りん
    (C)マイクロマガジン社

    社会人2年目、出版社に勤める西富みのりは日々ノルマに追われる生活を送っていた。休日出勤の外回り中、急な雨に降られ雨宿りのために偶然立ち寄った青果店『フジミ青果』。そこは青果店のはずが野菜も果物も売っていない。代わりに店内には色鮮やかな瓶が並べられていた。そう『フジミ青果』は「青果のコンフィチュール専門店」だったのだ。店主の亮二に試食をさせてもらい、そのあまりの美味しさに雑誌で紹介したいと話を切りだすと……。
    これは、働いた経験がある人には「そういうことある!」と共感できる王道のお仕事成長小説であり、「両片思い」のじれったい恋愛模様が味わえ、物語を彩る「コンフィチュール」が魅力的な、食欲・知識欲を同時に満たしてくれる物語。
    ☆コンフィチュールとは、果物等を砂糖と一緒に煮詰めたものです。
    姿勢のゆがみ図鑑
    柴 雅仁/著  林 慧亮/著
    小学館

    あなたのその何気ない「ヤバいクセ」。
    思い返してみると…
    同じ姿勢で長時間スマホを見ていたり、片足に体重をかけて片足立ち。
    ついついやっていませんか?
    長時間同じ姿勢をしていると、肩こりや体調不良の原因になってしまうかもしれません。さらにはポッコリお腹や二重あごなどの見た目の悩みにも?!
    そんな日常動作を、姿勢のゆがみ基礎知識から、座り姿勢、立ち姿勢、寝た姿勢、カラダの悩みの項目別に観察し、ゆがみをリセットするストレッチを紹介。
    ほっと一息。仕事の合間に。やってみませんか。
    小学生になったら図鑑 新訂版
    長谷川 康男/監修
    ポプラ社

    小学校への入学、嬉しいけれど新しい生活に上手くなじめるかな…?そんな不安を和らげてくれる、小学生の生活がまるごとわかる図鑑です。入学前はもちろん、その後の小学校生活でも役立つ知識が366項目も詰まっています。
    「がっこう」「せいかつ」「ともだち」「がくしゅう」「あんぜん」などの章があり、「がっこう」では教科ごとにどんなことを勉強するのか、「せいかつ」では身支度の仕方やトイレの使い方など生活の基本ルールを紹介。大人が普段意識せずに行っている細かなルールも丁寧に説明されています。
    イラストに加え実際の小学校の写真もたくさんあるので給食や休み時間、タブレットでの授業など現在の小学生生活をよりリアルにイメージできます。ところどころにおうちの方に向けた注意事項や先輩ママやパパのアドバイスも散りばめられています。親子一緒に学校生活を想像しながら読めば、新生活がもっと楽しみになりますよ。
    かんでんちとうちゃん
    チョン・スンベ/作  カン・インスク/作  鈴木 沙織/訳  
    化学同人

    おもちゃを動かしたり玄関のドアに鍵をかけたり、トング家の乾電池「かんでんちとうちゃん」は今日も大忙し。ある日、かんでんちとうちゃんはトングとパパと一緒にキャンプにでかけます。しかし突然雨が降りだしトングとパパは大ピンチ!かんでんちとうちゃんは2人のピンチを無事救うことができるのか…。
    家の中で乾電池が頑張っているなんて普段は考えもしませんが、この絵本を読むと、見えないところで働いている乾電池に感謝したくなります。フェルト人形で描かれた心温まる作品です。

    2025年2月

    寺地 はるな/著   
    NHK出版

    中学の同級生の永瀬、高峰、森、しずく。4人が不器用に、ままならないものと向き合いながら歩んできた30年が描かれています。仲良しグループとも親友とも少し違う距離感で続いてきた関係は、どんな時もありのままの自分でいられる安心感に満ちています。
    2025年から中学時代へ遡るストーリーで、過去と未来がつながった瞬間に静かな感動があります。温かなつながりに触れたくて、何度も読み返したくなる1冊です。
    日本一わかりやすい革靴の磨き方
    杉村 祐太/著
    山と溪谷社

    幼いころ父親の大きい革靴を一生懸命磨いたり、初めての自分の革靴をみようみまねで
    磨いてみたり革靴を磨くときは履く人や、靴を大切に思う時間のような気がします。
    まったく靴磨きについて知らない方にも分かりやすく、ご自身の靴について
    どのように手入れしたらよいか、いろんな種類の靴の手入れの方法が分かるように
    沢山の写真を使い示してあり、初めての方から靴磨きをお好きな方まで
    満足いただける内容になっています。
    シューシャイナー(靴磨き職人)が教える革靴磨きの基本の一冊です。
    休日にお気に入りの革靴を磨いてみてはいかがでしょう。
    ボクは「弱虫」だったから
    くすのき しげのり/作  CAN/絵  江口 ノリコ/ゲスト画家
    潮出版社

    主人公は小さなワニの子ども。弱虫で皆から「ビビリ」と呼ばれている。
    ある日のこと、いつものように岩の上で泣いているビビリに大きな雷が落ちた。
    目を覚ますとそこは恐竜の世界。ビビリはティラノサウルスになっていた!
    皆から「キング」と崇められ、何不自由ない生活が始まるがビビリは戸惑うばかり。
    ボクに命令されて言うとおりにするみんなはどんな気持ちなんだろう。そんなある日、
    一頭のトリケラトプスがキング(ビビリ)に勝負を挑んできた!
    この作品は「キング」と呼ばれるティラノサウルスの物語、『オレは「最強」だったから』と同時に刊行されています。どんな状況でも何が大切か、学びと勇気がもらえる作品です。
    みかんファミリー
    椰月 美智子/著
    講談社

    主人公は、祖母の節子とシングルマザーの母、響子と暮らす中一の美琴。
    今年の夏こそは良い夏になるに違いないと思っていた彼女は、母からいきなり別の家族との共同生活を宣言され、絶叫してしまう。同居するのは母の同級生、朱美の家族で、娘の優菜、孫の野乃花。野々花とは同じ中学校で、その名を知らない者がいないほどの変わり者。ますます気が重い美琴だったが、それは多感な年頃の野々花も同じだった。
    庭付きの大きな古民家での共同生活に戸惑う二人だったが、ここでの暮らしが気に入っていくのだった。
    そんな矢先、優菜が突然いなくなってしまう。
    大人だけが知っている、この共同生活を始めた理由とは?
    家族のかたちとは?
    血の繋がらない二つの家族、未完ファミリーの物語。
    Copyright© 2023 Minamishimabara City. All rights reserved
    PAGETOP