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本の紹介

図書館職員おすすめ

    2026年1月

    まず牛を球とします。
    柞刈 湯葉/著
    河出書房新社
    牛肉は食べたい。けれど、牛を殺したくはない。 そこで、人々は「牛を動物でなくす」という発想にたどり着いた。心臓も脳も感覚器官も持たない球体の牛、“牛球”を作り出したのだ。
    牛のDNAを利用して肉を生成することもできるが、生まれてくるはずだった牛を思うと、それもまた残酷に感じられる。だから彼らは、大豆をベースに牛球を作り、肉を生み出す方法を選んだ。
    そんな価値観が常識となった地球で、牛球の製造方法を案内する仕事についた主人公は、日々何を考えるのだろうか。 私たちが「普通」と信じている感覚から大きく外れた世界を描く、SF短篇集。
    僕には鳥の言葉がわかる
    鈴木 俊貴/著
    小学館
    耳を澄ませて空を見上げ、何かを追いかける。その手には鏡。そんな人を見かけたら、この本を読んだ人かもしれません。
    言葉をもつのは人間だけだと考えられてきた世界で、著者は森の中での「混群」と呼ばれる異なる種類の鳥たちとの出会いをきっかけに、シジュウカラの鳴き声に込められた意味、鳥には鳥の言葉があることを世界で初めて発見します。
    本書では試行錯誤と研究の日々をユーモアを交えながら、鳥たちへの愛情たっぷりに語られています。
    シジュウカラが鳥の言葉を使って危険を知らせたり、ジェスチャーで仲間に合図を送るなど厳しい自然の中で懸命に生きる姿を知ると、今まで聞き過ごしていた鳥たちの声に耳を傾け、応援したくなります。
    てまりのナゾほどき帳:出島と秘密の紅い石
    荒川 衣歩/著 
    講談社
    舞台は、江戸時代末期の長崎。鎖国の中、海の向こうの広い世界に憧れる13歳の少女てまりが活躍するミステリーです。古手屋(古着屋)を営むてまりの家に持ち込まれた不思議な半纏と「紅い石」。家を守るため、てまりは持ち前の好奇心と機転を利かし、事件の謎に迫っていきます。友達や周りの大人たちも巻き込み、クライマックスはいざ出島へ。自分に自信のなかったてまりが、得意の裁縫を活かして活躍し、大きく成長していく姿は、すがすがしさであふれています。
    物語には、長崎ならではの魅力も詰まっています。親友の綾、医学塾生の正さんやシーボルトから医術を学んだ学者、花街の人気芸妓たちなど、個性豊かな登場人物が長崎弁で繰り広げる会話も魅力の1つ。長崎の歴史や文化に触れながら、てまりと一緒に冒険の世界へ飛び込んでみませんか?
    100年たったら 
    石井 睦/文  あべ 弘士/絵 
    アリス館

    広い草原に、たった1匹のライオンと、もう飛べない鳥との短いくらしのおはなしです。とうとう鳥がこの世を去る時が来ました、そして言います「また、あえるよ」と。しかしライオンは悲しくて、悲しくておいおい泣きます…それから100年の時が過ぎ、ふたりは生まれ変わる、また100年が過ぎ生まれ変わり、たくさんの100年が過ぎ巡り合い、どこかであったような気がする?
    儚くも長い長い、輪廻転生のおはなしです。
    子どもから大人までたくさんの方に読んで欲しい。思わず涙がこぼれる、いいえ号泣するかも…そんな一冊です。是非手に取って読んでください。

    2025年12月

    苦手な読書が好きになる!ゼロからの読書教室
    読書猿/著
    NHK出版
    悩める女の子と物知りなフクロウの対話形式で、本と仲よくなる方法を丁寧にレクチャーしてくれる、やさしく読みやすい読書の入門書です。
    第1部では本の読み方について、第2部では本との出会い方について、基礎の基礎から学ぶことができ、読書に対して苦手意識のある人はもちろん、これまで以上に読書を楽しみたい人にもおすすめです。
    「読書感想文って何を書けばいいの?」「小説を読むことだけが読書なの?」「読書するのがそんなに偉いの?」「本って本当に調べ物の役に立つの?」などなど、読書にまつわる疑問が浮かんできたら、あなたも窓(この本)を開いて、親切でおしゃべりなフクロウを招き入れてみませんか?
    はじめての温活
    日本温活協会/監修
    宝島社
    「温活」とは、健康を維持するために適正な温度に平均体温を保つ活動のことです。
    体温が上がると血行がよくなり、心と体が整って若々しく健康的な体を手にいれることができます。
    本書は初心者の方でもズボラさんでも簡単に始めることができる温活のメソッドを、写真やかわいいイラストを交えて分かりやすく紹介しています。
    冷えないための「食生活」や「マッサージ」、「入浴」や「睡眠」など、無理なく毎日続けられて、今すぐ始めることができる温活を、自分の生活習慣に取り入れてみませんか。
    寒暖差が激しく体調不良になりやすい昨今、寒さに負けず健康に過ごすための冬支度におすすめの一冊です。
    おいしいお米をつくりたい!
    谷本 雄治/著 
    汐文社
    農家の中井さんが作るお米が大好きで「ぼくもつくりたい!」と、小学2年生で弟子入りしたゆうちゃんのお米作りの挑戦を描いたノンフィクションです。
    運命のひと口から始まった、ゆうちゃんのお米作り。すべてが初めての経験、良いことばかりではないけれど、ゆうちゃんのおいしいお米を作りたい!思いは本気です。ゆうちゃんのこだわりを込めたお米作りの挑戦は、経験を活かして続いていきます。
    今、日本の米を巡っては、食生活の多様化や高齢化、物価高などで1人当たりの消費量が減少しているという課題もあります。私たちの主食であるお米について、大切なことがたくさん詰まったこの本は、子ども達にも伝えていきたい1冊でもあります。
    捨てられないずかん 
    米田 まりな/著 
    大和書房

    毎年やってくる大掃除の季節になりました。自分から進んでやっている子、掃除が習慣になっている子、家の人から言われて仕方なくやっている子、それぞれです。この本には、「捨てられないもの」と向き合う方法や、片付けがもたらすメリットが詰め込まれています。物の場所を決めると「時間」が節約でき、部屋が整うと「心」がスッキリし、無駄な買い物が減ると「お金」の無駄づかいがなくなります。兄弟や、親子で競争しながらやれば、ゲーム感覚で大掃除も終了してしまうという一石二鳥の効果があるかもしれません。 さあ、一緒に頑張ってみませんか。

    2025年11月

    オトコの釣りメシレシピ
    上田 勝彦/著
    玄光社
    海の町に住むあるあるなのですが、釣果のおすそ分けでお魚をいただいたとき、さばき方がわからない!どうやって食べたらいいの?と悩んだことはありませんか?
    この本は、魚の伝道師ウエカツこと、上田勝彦が釣った魚を最高においしく食べるために
    魚の締め方、さばき方はもちろん、保存法、料理法が写真でこと細かに掲載されています。
    また、レシピだけではなく、よく使う道具やその料理に合う調味料や薬味まで載っています。
    魚をさばいたことがない人もちろんのこと、魚釣りは好きだけど料理は苦手、または魚釣り初心者という人必見です。
    もしも料理店
    田丸 雅智/著 
    小学館
    思いもよらない食材をおとずれる人にぴったりの料理に作り上げてしまう、通称「もしも料理店」。
    路地裏にたたずむ小さなレストランのドアを開けると、とんでもないモノを、食べる人の心に寄り添う絶品料理に大変身させて提供してくれます。
    疲れた体も、モヤモヤした気持ちもこのお店の料理を食べると、すべて癒してくれる。
    さて、本日の一皿は何でしょう!?
    意外な食材も、読み進めるとあら不思議!おいしそうに感じてしまうこと間違いなし。
    11編からなる短編集で秋の夜長にさらっと読める一冊です。
    先生!おかわり禁止ってへんじゃない?
    麻生 かづこ/作  イシヤマ アズサ/絵  
    金の星社

    4年2組の春斗はいつも学校のきまりを守れず、先生に叱られている。
    今日はリコーダーを忘れて「忘れものをした人は、給食のおかわり禁止」のきまりのせいで大好きなカレーのおかわりができず、サイアクだった。
    なんでこんなへんなきまりがあるんだろう?
    ある日、クラスにやって来た転校生は、もうすぐお尻まで届きそうな長い髪をおろした男の子。彼がきっかけで、次の学級会の議題を「きまりについて」に決めて、準備を始めた春斗たち担当5人。
    きまりをなくすなんてできるはずがないと、からかっていたクラスの仲間たちだったが…
    クラスの思いは学校を動かし、きまりをかえることはできるのか?
    答えのない問題に挑戦する子どもたちの成長の物語。
    てんぐさ だいかつやく うみの まっかな かいそうたち 
    田中 次郎/文  青木 優和/文  畑中 富美子/絵 
    仮説社

    タイトルの扉をめくると、夏の伊豆半島の海辺で、ところてんや寒天のもとになる赤い海藻、マクサ(テングサの一種)が天日干しされている風景が見開きいっぱいに描かれています。
    「この あかいの なんだろう」の問いから始まるこの絵本は、海藻にはどんな種類があるのか、テングサが海の中でどのように生きているのか、どうやって収穫され、ところてんや寒天がつくられるのかなど、詳細な絵とともに分かりやすく教えてくれます。
    子どもも大人も楽しく学べる本編と同じくらい魅力的なのが付録のページ。著者である2人の先生がウクレレとハーモニカを演奏しながら歌う「海藻のうた」の動画も視聴できます(QRコード掲載)。海藻への愛(と情熱)が伝わってくるのも素敵でチャーミングな絵本です。
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